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QNX、車内音響管理の総合的手法を発表

新しいプラットフォームは、車内のすべての音響の管理を統合することで、 音声信号処理システムのコスト削減、簡素化、および短期製品化を実現できます

ラスベガスInternational CES 2016(LVCC北ホール325ブース)2016年1月6日 BlackBerry Limitedの子会社であるQNX Software Systems Limitedは本日、新しいQNX® Acoustics Management Platform (AMP)を発表しました。これは、自動車メーカーが、システムのコストを削減し、複雑さを緩和しながら、ドライバーと同乗者の音声および音響体験を向上する包括的なソリューションです。

最近の車両は複数の音声および音響信号処理システムを搭載しており、そのすべてが同時に動作しています。これらのシステムは、個々のサブシステム同士を構築する際に細心の注意を払わなければ、予測できない方法で相互に干渉することがよくあります。QNX AMPは、車の中の音響を管理する際、統合的なアプローチにより、インテグレーションする際の悩みを解決し、サブシステムが協調して動作する環境を提供します。また、ソフトウエアインテグレーションの工数を簡素化するため、QNX AMPには、プリコンフィグレーションされたビルトイン音響信号ルーティングが設定されています。

QNX Neutrino® Realtime OSの能力に基づいて、QNX AMPは、遅延を軽減する新しい音声アーキテクチャを使用します。これは、汎用アプリケーションプロセッサー上で、1ミリ秒という、これまでにない低い時間分解能により、非常に優れた高性能信号処理を実現します。これにより、自動車メーカーは、独自のデジタル信号処理(DSP)コアや特別な外部ハードウエアを使用せずに、数値計算型音響アプリケーションを実装できます。

QNX Software Systemsのトップで上級副社長を兼任するJohn Wallは次のように述べています。「QNX Acoustics Management Platformは、自動車ソフトウエアにおける飛躍的な進歩といっていいでしょう。これにより自動車メーカーは、さまざまな自動車用アプリケーションプロセッサー上で動作するソフトウエアを使って、自社製車両内の音響体験をデザインし、管理できます。コスト削減と短期製品化を実現しながら、新しい機能と高品質な音声が提供できます、」

QNX Acoustics Management Platformは、包括的な音響モジュールのスイートを統合しています。最初のリリースで予定されているモジュールは以下の通りです。