システムのスケーラビリテ
ィの根本はオペレーティング シ
ステムにあります。QNX Neutrino では、
そのアーキテクチャの性質を生
かして、小さな組み込みデバイ
スから現在利用できる最大容量
のネットワーキング機器まで、
システムを拡張できます。
QNX 透過分散処理(TDP)は、分散
性が高い疎結合(ルース カプ
リング)マルチプロセッシン
グ機能であり、基盤となるイ
ンターコネクト技術に関係な
く使用できます。TDP により、単
一チップ内のプロセッサ コア
間、ボード上のプロセッサ間
、またはバックプレーン技術
を超えたライン カード間でも
、リソースの共有が実現します。
プロセッサ メーカーは、パフ ォーマンス向上のためにマル チコア実装を採用する傾向に あります。ただし、MIPS の増加 に伴うハードウエア要件につ いては対処されていても、既 存コードの新しいアーキテク チャへの移行に要するソフト ウエア開発者の負担について は考慮されていないのが現状 です。
QNX は、マルチコア プロセッサ
に対して比類のない包括的な
サポートを提供しています。QNX Neutrino は
、実績のある対称型分散マル
チプロセシング機能を備えた
唯一の RTOS です。他の OS ベンダー
が新しいマルチコア モデルへ
の取り組みに苦慮している一
方で、QNX のお客様は、10 年以上
もの間、QNX マルチプロセッシ
ング技術を活用してきました
。QNX は、非対称型マルチプロ
セシングと対称型マルチプロ
セシングの両方のモデルに対
応しています。さらに進んで
、QNX は限定型マルチプロセシン
グを開発しました。これは非
対称型と対称型のプロセシン
グ モデルを橋渡しする技術で
、非対称型マルチプロセシン
グの制御性と決定性に、対称
型マルチプロセシングの簡潔
なプログラミング モデルとパ
フォーマンスの利点を組み合
わたものです。QNX Momentics は、マル
チプロセシング機能への対応
を前提に開発されています。
インスツルメンテッド カーネ
ルと高度な視覚化ツールの組
み合わせにより、マルチコア
環境ですばやく効率的にコー
ドのデバッグや最適化を行う
ことができます。
複数のサブシステムを開発 する場合、開発チームをス ケールアップする必要が発 生します。QNX のアダプティブ パ ーティショニングは、こうし たケースに対応することがで きます。アダプティブ パーテ ィショニングを使用すると、 システム設計者は CPU とメモ リ リソースを各開発チームに 割り当てることができます。 そして開発チームは、与えら れたバジェットの中で自分の サブシステムを完了させます 。これにより、システム統合 時に生じやすいリソースの競 合から起こる複雑な問題や優 先度の衝突が回避されます。 従来のパーティショニングと は異なり、アダプティブ パー ティショニングでは、そのダ イナミックな性質により、あ るパーティションの使用され ていない CPU サイクルを別のパ ーティションで使用でき、CPU を 最大限に活用できます。